株やふるさと納税の確定申告なら30分かからない電子申請 e-Tax !
e-Tax HP |
30分かからない! 本当?
必要な書類の準備や、パソコンやICカードリーダー等の環境の準備が整っていれば、平均的なサラリーマンの株やふるさと納税分の申告自体の作業時間であれば短時間で処理可能です。
今年のわたしの株の確定申告に必要な時間は25分くらいでした。
配当金の記入部で、Excelが使えなかったので、個別に20項目程度の記入に時間がかかりましたが、、、それ以外はあまり時間をとられる項目は無かったと思います。
個々の申請内容によっても異なると思いますが、ここでは、想定しているよりも簡単にできますということを言いたかったので温かい目でみてください m(__)m
当然、初めての場合は、いろいろ準備や確認が必要と思います。
書類や暗証番号を探したりに予定外の時間が必要になることもしばしばあります。
慣れるまでは時間の余裕をもっての対応が望ましいと思います。
はじめに
e-Taxを使った確定申告のやり方について、下記の項目で示します。
1)【準備編】
2)【株の確定申告編 その1】 株の確定申告方法
3)【株の確定申告編 その2】 ふるさと納税編(注)
e-Taxに必要な機材や電子証書、事前登録等について、ここの【準備編】で具体的な方法を記載します。
株の確定申告を念頭においた準備編ですが、e-Taxのマイナンバーカード対応部分は、ふるさと納税やその他の申告手続きでも共通です。
e-Tax初心者や設定が不慣れな方に参考にしていただければと思います。
2)の【株の確定申告編 その1】で、具体的な申告方法を近々投稿予定です。
すでにe-Taxの申請環境が整っている方は、2)の【株の確定申告編 その1】からご覧いただきたいと思います。
これらの記事には随時フィードバックをかける予定です。
3)の 【ふるさと納税編】(注)については、個人的な都合により、昨年はふるさと納税を見送っているので、具体的な確認方法を検討しています。
ふるさと納税等でも
マイナンバーを用いたe-Taxの準備については、1)の【準備編】は共通です。
2)で説明している申告手順や、マイナンバーを用いたデータ送信等の手順も共通です。
後日これらをまとめて3)の 【ふるさと納税編】とする予定です。
準備編
e-Tax必要機材
ハードウェア
①パソコン
ICカードリーダーで使用可能なUSBポートをもつパソコンを準備してください。
昨今の市販パソコンなら問題ないはずです、、、
今回は、下記の写真に示す小型の手製パソコンを使いました。
OSはWindows10です。
モニタは家のテレビにつなぎました。
手製パソコン(向かって左上)とICカードリーダー(写真中央) |
パソコンの推奨OSは、
Windows7 8.1 10
Mac OS 10.11~14 対応
ただし、情報不足もありますが、Macでは、下記に記載するICカードリーダーの問題もあり、Windows系のパソコンでの対応をお勧めします!
②ICカードリーダー(またはICカードリーダーライター)
「e-Tax対応」 「ICカードリーダー」で検索して、自分のお使いのパソコンのOSで使用可能な製品を準備してください。
ICカードリーダーは、2500円~5000円くらいで入手できます。
ただしMacは ICカードリーダーが対応できるものが、これまでは少なかったようです。
っていうか、ほとんど無いのではと聞いています。
NTT comで一部対応品があったようですが、、、状況は厳しいようです、、、
もし、有益な情報があればいただけるとありがたいです。
電子証明書
③マイナンバーカード
自分のマイナンバーカードの他、配偶者のいる方は、配偶者のマイナンバーカードも必要になります。
自分のマイナンバーカードの、カード登録時の暗証番号も必要となります。
以下の暗証番号となります。
マイナンバー設定時の暗証番号控え |
マイナンバーカードを取得時に登録した以下の暗証番号です。
1)個人番号カード暗証番号(4ケタ)
2)券面事項入力補助用暗証番号(4ケタ)
3)利用者証明用電子証明書暗証番号(4ケタ)
4)署名用電子証明書暗証番号(16ケタ以下)
※ 登録時1)~3)の4ケタの暗証番号は同一でもOKでした。
暗証番号は3回間違えると、市役所で設定し直す必要があり面倒なので、事前に確認しておく必要があります。
その他、識別番号
④利用者識別番号
確定申告書等作成コーナーを使ったことのある人には、その時に設定した利用者識別番号の連絡はがきが送付されています。
電子申告、納税等の電子申告開始届出書を直接税務署に提出した場合は、下の写真のようなハガキで利用者識別番号が届きます。
利用者識別番号等の連絡 |
利用者識別番号記載のはがき宛名面 |
初めての登録の場合はe-Taxの下記のリンク先からも可能です。
e-Taxの開始(変更等)届出書作成・提出コーナー【事前準備】
ネット上のe-Tax利用開始届で申請した場合は、オンライン画面上に表示されます。メモるか、画面のハードコピーをとるか、スマホ等で写真をとって保管をしておく必要があります。
マイナンバーと利用者識別番号の関連付けの際に利用者識別番号登録時の暗証番号が必要になります。
過去に利用者識別番号とパスワードを登録し、これらを忘れてしまった人は、変更申請も可能です。
e-Taxの下記のリンク先より確認・提出して下さい。
e-Taxの開始(変更等)届出書作成・提出コーナー【事前準備】
ただし、この手続きと返信ハガキの受領に1週間以上みておく必要があります。
早めの対応が必要です。
先にも述べたように設定時のパスワードは毎年使いますので、忘れないようにメモしておいてください。
株の確定申告に必要な書類
⑤源泉徴収票
勤め先から源泉徴収票が提出されるので、それを参照します。
⑥平成30年分 特定口座年間取引報告書
上場企業分等は証券会社から提出されます。
⑦平成30年分 上場株式配当等の支払い通知書
上場企業分等は証券会社から提出されます。
機材やマイナンバーカード、利用者識別番号、これらの暗証番号は揃ったでしょうか!
それでは、e-Taxの事前設定について紹介していきます。
e-Tax 事前設定
事前設定として以下の2項目が必要です。
1)事前準備セットアップ;(平成30年)事前準備セットアップ
2)利用者識別番号とマイナンバーカードの関連付け
以下、1)2)について、、、、
国税庁のe-Taxのホームページ(e-Tax HP)にアクセスしてください
下記の青色文字部をクリックしてもらえればe-Taxのホームページにアクセスできます。
e-Tax HP
下記画面の赤矢印部をクリック
e-Tax HP |
「作成開始」をクリック
作成開始を選択 |
「e-Taxで提出する」をクリック
e-Taxで提出するを選択 |
「マイナンバーカード方式により提出する」をクリック
マイナンバーカード方式により提出するを選択 |
事前準備セットアップファイルのダウンロード
事前セットアップのダウンロード画面 |
平成30年分の事前セットアップが未だと以下のメッセージが表示
画面向かって「事前準備セットアップを行う」をクリック
平成30年の事前準備セットアップ要求画面 |
「平成30年分事前準備セットアップ」をクリック
平成30年分事前準備セットアップを選択 |
このセットアップを実行すると幾つかのインストール後に最初の作成画面に戻ります
案内に沿って進めてください
「インストール」をクリック
インストール画面 |
JPK利用ソフトのインストール画面
「次へ」をクリック
JPK利用ソフトのインストール |
期限通知 「はい」を選択
期限通知選択画面 |
更新通知内容 「OK」をクリック
更新通知設定 |
「完了」をクリック
インストール完了画面 |
インストールが完了すると下記の初期画面になります
「作成開始」をクリック
作成開始を選択 |
「e-Taxで提出する」をクリック
「マイナンバー方式により提出する」をクリック
e-Taxで提出するを選択 |
事前準備セットアップ完了画面が表示
事前準備セットアップ完了 |
下に拡大画面
事前準備セットアップ完了! |
再度 画面右下にある黄色枠の利用規約に合意すると
再度利用規約に合意 |
マイナンバー認証画面となります
マイナンバーカード認証 |
マイナンバー登録時の「利用者証明用パスワード(4ケタ)」を入力
利用者証明用パスワード(4ケタ)を入力 |
マイナンバーカード方式の利用開始画面
マイナンバーカード方式の利用開始画面 |
「利用者識別番号」と「利用者識別番号登録時の暗証番号」入力
利用者識別番号と暗証番号入力 |
利用者識別番号は4ケタの番号を4か所の□ボックスに入力します。
表示は3ケタしか見えませんが問題ありません。
マイナンバーカードと利用者識別番号の関連付け画面
マイナンバーカード登録時の「券面事項入力補助用暗証番号(4ケタ)」の入力
利用者識別番号の関連付け |
利用者識別番号の関連付け完了
「次へ」をクリック
関連付け完了 |
画面右下の黄色枠の「次へ」をクリック
関連付け完了画面 |
これで事前準備は完了しました。
以下、登録事項を見ることができます。
登録情報の確認 |
登録情報の住所等に変更があれば、画面左下の「訂正・変更」をクリックして修正
問題なければ、画面右下の黄色枠の「申告書等を作成する」をクリック
登録内容に問題無ければ「申告書を作成する」を選択 |
実際の確定申告の一部を以下に示します。
次回確定申告書作成(さわり)
先の手順からの続きを示します。
次回は株の確定申告を前提にした記入例を示します。
平成30年分の申告書等の作成をクリック
平成30年分の申告書等の作成を選択 |
「所得税」をクリック
所得税を選択 |
中央の「左記以外の所得のある方(全ての所得対応)」クリック
中央 「すべての所得対応」を選択 |
具体的な入力例は次の記事で記載します
確定申告期間中でお忙しい中、読んでいただきありがとうございました。
お時間のある時に1,2分程度ですが、以下も読んでいただけると幸いです。
これまでの経緯
e-Tax 電子申請環境が整う前は、混雑する税務署へ朝早くから出向きました。
駅から遠い地方の税務署も多く、また車で行っても駐車場が混雑して駐車順番待ちで待たされることもしばしばありました。
この頃は本当に腰の重くなる作業でした、、、
国税庁ホームページの「確定申告書作成コーナー」の申請フォームを平成18年分の所得税の確定申告から使用していましたが、平成21年分の申告分までの書類は、税務署に持ち込んでいました。
平成19年くらいからICカードリーダーと組み合わせて電子申請が本格化してきたと思いますが、わたしは、個人的には、IC card (FeLiCa) reader を持たなかったので、しばらくはその恩恵を受けられませんでした。
e-Taxを考慮して、住基(住民基本台帳)カードは作成しましたが、しばらく使うことはありませんでした。
その後、平成22年分の申告の時に、その時期にe-Taxの拡大を狙った税額控除(最大5000円)の特典が展開されたことや、家のにいちゃんがICカードリーダーを購入したのを切っ掛けに、e-Taxの本格使用を決心して実行し、もっと早くやっておけば良かったと反省したと思います。
e-Taxもかなり普及して、すでにe-Tax経由の申請での税額控除等の特典はありませんが、なにより、アクセスが不便で、駐車場、手続き確認等で順番待ちの時間のかかる税務署に行かなくて良いということのメリットが一番大きいと思います。
還付金がある場合はe-Taxで処理がスピーディーなこと、添付書類についても、所定の入力をすれば提出省略できることのメリット等もあります。
いまでは、確定申告はe-Tax以外は考えられません
e-Tax未対応の方は、是非早期の導入をおすすめします!!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
0 件のコメント :
コメントを投稿