ノートパソコンの延命
2TB HDD (USB3.0) |
ノートパソコン(PC)の内蔵ハードディスクの記憶容量の空が乏しくなり、動きが遅くなりました。
愛着のあるPCなので、できるだけ長く使ってあげたいと思っています。
背景
現在のわたしのPCは2011年に購入したものですが、内蔵ハードディスク(HDD)が700GBあり、当時のノートPCとしても割と記憶容量がある方でした。
その他スペックとしては、
intel Core i7-2670 QM CPU@2.2GHz
実装メモリ 8GB
64bitオペレーティングシステム
これまでは、ストレス無く、ネットサーフィンや、株投資、ブログ作成等はできていました。
ただ、350GB近い写真や動画データがあり、最近は急激に増えつつあります。さすがに記憶容量の限界になってきていました。
このため、スワップ領域がうまく取れなくなってきているせいか、動作が非常に遅くなることがしばしば見受けられるようになりました。
すぐに新しいノートPCを買おうかとも考えましたが、内蔵HDDの容量不足が動作遅延の原因と推測できたため、とりあえず、今後のことも考えて外付けのポータブルHDDを買うことにしました。
延命HDDとしてのスペック
まずは、記憶容量です。
写真や動画データの今後の増加分を考慮して2~3TBの製品に絞ることにしました。
これにより、価格も1万円~1.5万円前後に抑えられます。
今後さらに大きな記憶容量で、アクセスおよび転送速度の速い製品が、安く出てくる可能性もあるので、とりあえず、2年くらい先までに必要な記憶容量に絞りました。
次に重要視したのは、データの転送速度です。
HDDの読み書き等のアクセス時間もありますが、まずPCとのインターフェイス部分の転送速度を考慮しました。
写真や動画等の大きなデータのPCとHDD間での転送が多いので、このスピードは確保したいと思いました。
そこで最低条件としたのが、USB3.0以上の製品です。
USB3.0って何
USBは、Universal Serial Bus パソコンと周辺機器を結ぶインターフェイス規格です。
USB3.0は、2008年にUSB2.0の上位規格として制定されたものです。
さらに、2013年にUSB3.1規格が発行されています。
そこでUSB3.1(Gen1)はUSB3.0をカバーし、USB3.1(Gen2)はUSB3.0の2倍の転送速度の仕様となっています。
なんかややこしいですね。
ここではUSB3.1(Gen1)のことをUSB3.0と記載します。
USB3.1(Gen2)を単にUSB3.1とすれば良かった気がしますが、、、
これらの特徴を下表にまとめてみました(スマホの場合は拡大してご覧ください)
USB3.1の給電能力としては種々のケースがあるので、大枠で記載しています。
USB3.2と言う規格も2017年に発行されているようですが、うまく理解できておらず、身近な民生製品では、当面は一般的でないと思われるので、ここでは省略しました。
USBの規格は下位コンパチであるため、例えばUSB2.0のデバイスをUSB3.0のPCに接続して、あるいはUSB3.0のデバイスをUSB2.0のPCに接続して使用することは可能です。
ただし、性能は低い方の規格に準拠することになります。
USB3.0の見分け方
USB3.0のコネクタは中が青いコネクタとなります(USB2.0は中が黒)。
下記の写真の様にSSと併記されている場合もあります。
USB3.0のUSB端子(中は青) |
接続ケーブルコネクタ(中は青) |
ポータブルHDD製品概要
今回は下記の仕様、価格、耐久性能、デザインの好みより下記の製品を選択しました。
USB3.0の製品です。
後で調べて分かったのですが、ポータブルHDDではGen1(USB3.0)製品とGen2(USB3.1)製品では、今はそれほどの価格差は無いようです。
そうであれば、Gen2製品が良かったかもしれませんが、HDDの場合はHDD自体の読み出し/書き込み時間が大きいため、この時間が主たる律速要因となります。
このため、Gen2製品は、USB3.0との差異は見えにくいと思います。
HDDでなくSSDの様な高速アクセスのメモリでないとGen2以降の規格の特徴が出しずらいと考えられます。
そのため、製品の選択肢の多いUSB3.0の製品から、今回は持ち運びも考慮して、耐衝撃性、防水性等のある製品群から選択しました。
購入した製品は以下になります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー(amazon HPより転載)
シリコンパワー ポータブルHDD 2TB 2.5インチ USB3.0対応 IPX4 防水 耐衝撃 キズに強い 3年保証 SP020TBPHDA60S3K
製品外形 |
- 米軍の落下試験規格MIL-STD810Gメソッド516.6手順IV(輸送落下試験)自由落下試験(26方向、300cmの高さから)に準拠
- IPX4等級の防水性能
- SuperSpeed USB 3.1 Gen1 (USB 3.0) インターフェース
- 内蔵ハードディスクを保護する先進のサスペンションシステム
- 接続してすぐに使えるプラグアンドユース(外部アダプタ不要)
- 無料ダウンロード可能なSP Widgetでバックアップや復元、データ暗号化、クラウド接続や効率的なデータマネジメントが可能です。
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こんな感じで使っています。
ノートPCとつないだ様子 |
転送速度だけ考慮すれば、350GBの画像データの転送は、
350GByte x 8bit =2800Gbit
USB3.0最大性能 5Gbps(bit per sec)
∴ 2800G (bit) ÷ 5G (bit/sec) = 560 sec ≒ 9.3min
USBの転送速度だけで計算すれば最小で10分弱となりますが、、、、
当然HDDのアクセス時間があるので、結局、データの移動に数時間以上はかかったと思います。
(処理中に長時間外出していたので正確な時間わかりませんでした、、、、)
これによりノートPC本体のディスク容量の空が確保できたため、従来のような極端に処理が遅くなることは無くなりました。
まとめ
とりあえず、今のPCの動きを軽くすることはできました。
ブログ作成も支障なく行えるようになっています。
ただ、今回の対応は、あくまでも一時的な延命と考えています。
なぜなら、OSがWindows7であるためです。
延長されていたセキュリティー更新サポートも2020年1月14日終了するので、ネットにつないで作業するには、ここがリミットになります。
Windows10の発表当時に、このアップグレードを何度かトライしましたが、インストールの処理中に置き換えができないまま終了してしまい断念した経緯があります。
チェックプログラムで更新可能という判断を確認した上で実行したのですが、、、、、
いずれにせよ新しいPCは必要な状況になっています。
微細化に対応した設計ルールのCPUにすれば能力も格段にUPするし、Windows10をいまさら知らないというのはナンセンスなので、向こう一年以内、できるだけ早いうちに新しいPCは購入する予定です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
※「買ってみた」シリーズでは「今日の一杯」ラーメン記事は省略させていただきます。
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